「らくうぇる」誕生のきっかけ
らくうぇる店主の佐藤は、元々は2005年から⼤和市の飲⾷店「くらげ亭」営業してきましたが、2020年新型コロナウイルスの流⾏による緊急事態宣⾔等での店舗休業要請と県を跨ぐ移動⾃粛により、やむなく無期の休業状態に。
「コロナ警察」などと言われる人たちが、営業している飲食店に苦情を入れたりとギスギスした世の中に少しでも彩りをと思い、店外に花壇を作り県内ホームセンターの植物コーナーに⾜を運ぶ⽇々を過ごしました。

集中的に園芸に取り組む時間が増え、植物から癒しを得たため店舗にも植物が増えていきました。
植物の増加と同時に、枯れて不要になった植物や栄養がなくなった⼟や鉢の廃棄⽅法に頭を悩ませ、また、売った後に廃棄について請け負ってくれる園芸店や廃棄問題解消に取り組んでいる事業者がほとんど存在しないことにも気づきました。

現状では、不要になった植物や鉢等の園芸⽤品は即廃棄され、最終処分場⾏きになっています。
このことをきっかけに、植物や⼟、鉢を還流させる仕組み、市場が確⽴されていない(楽しくない)現実に問題意識を持つようになりました。
環境省が発表した⽇本の最終処分場の残余年数は2019年は全国平均で21.4年です。
(引⽤ https://www.env.go.jp/policy/hakusyo/r03/html/hj21020301.html )
飲⾷業界ではフードロスを減らすSDGs活動が⾼まっている⼀⽅、園芸業界では植物ロスを減らすSDGs活動が浸透しておりません。このままでは園芸が環境に与える負荷が少なくありません。
誰もやらないならば自分がと思い立ち2023年6月に「らくうぇる」を神奈川県厚木市にオープンしました。

観葉植物リサイクル店「らくうぇる」の近況
オープン当初は捨てられそうな植物や植木鉢、「そんなもの買う人いるの?」といった意見も多く、私自身も手探りのスタートでした。しかしながら多くの理解者と、何よりも私達のサービスを必要としている多くの人たちに支えられ、遠方からの問い合わせ等大きな反響を頂いています。
→リサイクル事例はこちら

- 父親が老人ホームに入ることになったので増えすぎた植物をなんとかしたい。父親がテレビを見ている間に急いで持って行って欲しい。
- 娘が猫を飼いたいというので猫に有毒な植物を買い取って欲しい。20年以上育てた植物なので捨てられない。
- 「終活だよ終活」少し荷物を減らすために持っていって欲しい。

扱った多くの植物一つ一つにストーリーがあり、一般のリサイクルとは一味違ったビジネスとなっています。全ての植物の事情を把握しているので、若いご夫婦などが購入してくれたときなどは目指していた「循環」の完成を感じ、やって良かったと感じる瞬間です。
私達「らくうぇる」はそう遠くない将来、観葉植物がリサイクルによって循環し、環境負荷の少ない園芸の未来が来ると信じています。

→らくうぇるのSDGs
らくうぇる店主「佐藤正則」略歴

- 1990年 写真専門学校卒業後、鳶職で資金を貯め、写真を撮るためバックパッカーとなり海外に。日本で働き、お金を貯めると海外に行くことを繰り返す。最終的に写真はどうでも良くなり、ただ遠くへ行くことだけが目的にすり替わる。
- 1997年 結婚し二人の男子を授かったことで腹を括り土木作業員として働くも、現場と家の往復が嫌になりオートバイで中央アジアに逃走。
- 1998年 半年を経て家に帰り「もうしません」と約束して長距離のトラック運転手に。
- 2005年 かねてから患っていたヘルニアが限界に達しトラックを降り大和市内にbar「くらげ亭」を開店。包丁の持ち方から勉強するも立ち仕事も腰に来ることに気が付く。
- 2020 3人の子供がすべて成人。後は好きな渓流釣りでもと準備中にダイアモンドプリンセスが横浜に寄港。一気にコロナ騒動となり「くらげ亭」が死に体になり人生暗転する。
- 2023 持続可能、循環型の園芸を実現すべく「らくうぇる」オープン。現在、燻製×イタリアン「くらげ亭」と「らくうぇる」の二刀流の生活。
【2024年3月現在】メディア掲載・出演情報など

- NHK総合 ニュースLIVE!ゆう5時 生放送
- 東京新聞 「かながわ未来人」
- 神奈川伊勢原ケーブルネットワーク「こちらワクワク放送局」
- 読売新聞オンライン
- ニューズウィーク日本語版WEB
- 47ニュース
- 朝日新聞神奈川版「元気のひけつ」2024年1月掲載
- J-WAVE81.3FM ENEOS for our earth